まえがき・凡例・付録 :研究社 新英和・和英中辞典 - Weblio

英和辞典・和英辞典 - Weblio辞書 英和和英
約677万語収録の英和辞典・和英辞典
 
小ウィンドウ


Weblio 辞書 > まえがき・凡例・付録 :研究社 新英和・和英中辞典

まえがき・凡例・付録 :研究社 新英和・和英中辞典

この「凡例」は、研究社 新英和・和英中辞典の凡例 に基づいて作成されています。

I 見出し語

1 学習基本語彙の指示

約 9 万語の総収録語のうち, 学習上の目安として基本語に星印を付けてある.

[N16-A123]school

[N16-A123] は中学学習程度の基本語約 1000 語》

[N16-A122]fear

[N16-A122] は高校学習程度の基本語約 1000 語》

[N16-A121]com・mit

[N16-A121] は大学入試から大学教養程度までの基本語約 2000 語》

[N16-A124]com・et

[N16-A124][N16-A121] 印の基本語に次ぐ基本語約 3000 語》

2 綴りの切れ目

(1) 綴りの切れ目 (syllabication) は中丸 (・) で示し, 実際にもハイフン (‐) を用いる複合語との区別をつけてある. なお, 発音によって綴りの切り方が異なる場合には, 最初の発音に従った分節を示してある.

[N16-A122]coun・try・side

(2) 見出し語が 2 語(以上の)複合語などでは, 各々の要素の発音が他で示されている場合, その要素の切れ目にのみ中丸で示してある.

c[N16-A167]nnon・b[N16-A17B]ll

3 綴り字

米国と英国とで綴りの異なる時には, 米国綴りを優先させてある.

[N16-A122]fa・vor /f[N16-A13E][N16-A228]v[N16-A227]|‐v[N16-A226]/

[W16-A34E][W16-A321]

[W16-A34E][W16-A324][W16-A336]

[N16-A122]fa・vour /f[N16-A13E][N16-A228]v[N16-A227]|‐v[N16-A226]/

[W16-A34E][W16-A321][W16-A324] 《英》 =favor.

4 配列

(1) 綴りが同じでも, 語源の異なるものは別に見出し語として立て, 肩番号を付けてある.

[N16-A123]lie /l[N16-A13A][N16-A228]/

[W16-A34E][W16-A324][W16-A335]

1 横たわる…

[N16-A122]lie /l[N16-A13A][N16-A228]/

[W16-A34E][W16-A321]

1 (故意に人をだまそうとしてつく)うそ

(2) 語の記述の最後に追い込まれている派生語は, 通常のアルファベット順と関係なく追い込まれている. これは紙面節約上, やむを得ない便法だが, ハイフン (‐) を用いて見出し語の綴りの一部を, スワングダッシュ (〜) を用いて見出し語と同じ綴りの部分を省略して示してある. 特に, 〜・ly, 〜・ness などは, その本体の語義をそれぞれ副詞(形容詞)や名詞に転用して利用してもらいたい.

[N16-A124]fruit・ful /fr[N16-A141][N16-A233]tf([N16-A226])l/

[W16-A34E][W16-A323]

〜・ly /‐f[N16-A226]li/ [W16-A325]

〜・ness [W16-A321]

《〜・ly は fruit・ful・ly [W16-A325], 〜・ness は fruit・ful・ness [W16-A321] であることを示す》.

(3) 語義の中で(また…)とあるのは, 見出し語の代用である.

Gr[N16-A168]at Div[N16-A169]de

[W16-A34E][W16-A321] [the 〜]

1 …

2 [また the g[N16-A12A] d[N16-A12A]] … 《Great Divide 2 はまたthe great divide ともいう, の意である》

(4) 見出し語の一部に数字がある場合は, その数字をアルファベットに読み換えた語順の箇所に配置してある.

c[N16-A167]rbon 14

《carbon fourteen の語順に入る》.

(5) 見出し語の一部分の言い換えには [ ] を用い, 見出し語の一部分の省略には ( ) を用いてある.

L[N16-A167]ke D[N16-A17D]strict [C[N16-A17E]untry]

《L[N16-A167]ke D[N16-A17D]strict または L[N16-A167]ke C[N16-A17E]untry の意である》.

blond(e)

《blond または blonde の意である》.

II 発音

《詳しくは「発音解説」を参照のこと》

1 発音記号

(1) 発音は国際音声記号を用いて, 見出し語の直後に / / に入れて示してある. 米音と英音が異なる時には /米音|英音/ の順で表記してある.

[N16-A123]there /[N16-A22C][N16-A13E][N16-A227][N16-A22C][N16-A13E][N16-A226]/ 《/[N16-A22C][N16-A13E][N16-A227]/ が米音で, /[N16-A22C][N16-A13E][N16-A226]/ が英音を表わす》.

(2) 2 種類以上の発音の仕方がある場合には, 共通部分はハイフン (‐) で示してある.

[N16-A124]dag・ger /d[N16-A171][N16-A172]g[N16-A227]|‐g[N16-A226]/ 《/d[N16-A171][N16-A172]g[N16-A227]/ と /d[N16-A171][N16-A172]g[N16-A226]/ の 2 つがあることを表わしている》.

(3) 省略可能な発音は ( ) に入れて示してある.

[N16-A121]ce・re・al /s[N16-A137]([N16-A226])ri[N16-A226]l/ 《/s[N16-A137][N16-A226]ri[N16-A226]l/ と /s[N16-A137]ri[N16-A226]l/ とがあることを示している》.

(4) 発音で弱形と強形のあるものは ( ) で示してある.

[N16-A123]at /(弱形) [N16-A226]t; (強形) [N16-A171][N16-A172]t/ [W16-A327]

(5) 外来語の発音は近似の英語音で示してある.

au re・voir /[N16-A14D][N16-A22A]r[N16-A226]vw[N16-A13A][N16-A227][N16-A143][N16-A22A]r[N16-A226]vw[N16-A13A][N16-A233]/

2 アクセント

(1) 母音字の上の /[N16-A13B]/ は第 1 アクセントを示し, /[N16-A149]/ は第 2 アクセントを示している.

[N16-A121]la・bel /l[N16-A13E][N16-A228]b([N16-A226])l/; meg・a・phone /m[N16-A13E]g[N16-A226]f[N16-A14D][N16-A22A]n|‐f[N16-A143][N16-A22A]n/

(2) 2 語以上から成る見出し語については, それぞれの要素が独立して見出し語にあれば発音を示さず, 見出し語にアクセント記号だけを示してある.

bl[N16-A16A]od gr[N16-A17E]up

(3) 独立して見出しにない語や, まぎらわしい時には, 一部を表記してある.

l[N16-A168]ad p[N16-A17E]isoning /l[N16-A13E]d‐/

(4) 成句・句動詞にも標準的なアクセントを付けてある.

be at d[N16-A168]ath's d[N16-A16A]or

g[N16-A17C]t b[N16-A167]ck

(5) 発音が同じでアクセントだけが違う場合, 各音節をダッシュ ([N16-A12B]) で表わし, アクセントの位置の差を示してある.

dis・ci・plin・a・ble /d[N16-A145]s[N16-A226]pl[N16-A137]n[N16-A226]bl, [N16-A12C][N16-A12B][N16-A12D][N16-A12B][N16-A12B][N16-A12C][N16-A12B][N16-A12D][N16-A12B][N16-A12B]/

《これは /d[N16-A145]s[N16-A226]pl[N16-A137]n[N16-A226]bl, d[N16-A137]s[N16-A226]pl[N16-A145]n[N16-A226]bl|d[N16-A137]s[N16-A226]pl[N16-A145]n[N16-A226]bl/ を表わす》.

(6) アクセントの移動が起こることがあるものについては発音記号の後に の記号を用いて表記してある(⇒「発音解説」 13).

[N16-A123]Jap・a・nese /d[N16-A22E][N16-A173][N16-A174]p[N16-A226]n[N16-A13F][N16-A233]z/

III 語源

語源の記述は, 語源学的記述というよりは, むしろ語義の理解の助けと学習上のヒントとなるような語源的情報を提供することを主眼として, できるだけ日本語による記述で [N16-A126] [N16-A127] の中に表記してある. ただし, 外来語のうちで, それに対応する英語が書かれてあるものもある.

[N16-A123]Jan・u・ar・y /d[N16-A22E][N16-A171][N16-A172]nju[N16-A14B]ri|‐nju([N16-A226])ri/

[N16-A126]ラテン語「Janus 神の月」の意; 旧年と新年の両方にまたがる月であることから[N16-A127]

i・d[N16-A13E]e fixe /[N16-A13F][N16-A233]de[N16-A228]f[N16-A13F][N16-A233]ks/

[W16-A34E][W16-A321][W16-A330] ([W16-A332] id[N16-A13E]es fixes /[N16-A12A]/)

固定観念; 強迫観念.

[N16-A126]フランス語 ‘fixed idea' の意[N16-A127]

IV 品詞

この辞書では,品詞名に以下の略語を用いてある.

[W16-A321]…名詞

[W16-A322]…代名詞

[W16-A323]…形容詞

[W16-A325]…副詞

[W16-A32A][W16-A32B]…助動詞

[W16-A324]…動詞

[W16-A324][W16-A336]…他動詞

[W16-A324][W16-A335]…自動詞

[W16-A327]…前置詞

[W16-A326]…接続詞

[W16-A329]…間投詞

[W16-A32C][W16-A32D]…接頭辞

[W16-A32C][W16-A32E]…接尾辞

V 語形変化

この辞書では名詞・代名詞・形容詞・副詞・動詞・助動詞の語形変化を ( ) で示してある.

1 名詞の複数形

(1) 不規則変化をするもののみを ([W16-A332] …) と表記し, 規則変化のものは省略してある.

[N16-A123]knife /n[N16-A13A][N16-A228]f/

[W16-A34E][W16-A321] ([W16-A332] knives /n[N16-A13A][N16-A228]vz/)

[N16-A122]sheep /[N16-A22D][N16-A13F][N16-A233]p/

[W16-A34E][W16-A321] ([W16-A332] 〜)

(2) 綴り字が ‐o で終わるものはすべて複数形を表記してある.

[N16-A123]pi・an・o /pi[N16-A171][N16-A172]no[N16-A22A]/ …

[W16-A34E][W16-A321] ([W16-A332] 〜s)

[N16-A122]po・ta・to /p[N16-A226]t[N16-A13E][N16-A228][N16-A23B]o[N16-A22A]|‐t[N16-A226][N16-A22A]/

[W16-A34E][W16-A321] ([W16-A332] 〜es)

(3) 複合語で単純に ‐(e)s とならず, 前部(または後部)要素が変化するものはすべて表示してある.

br[N16-A16A]ther‐in‐l[N16-A17B]w

[W16-A34E][W16-A321][W16-A330] ([W16-A332] brothers‐in‐law)

c[N16-A16A]urt‐m[N16-A167]rtial

[W16-A34E][W16-A321][W16-A330] ([W16-A332] courts‐martial, 〜s)

2 形容詞・副詞の比較変化

(1) 星印 ([N16-A123] [N16-A122] [N16-A121] [N16-A124]) つきの学習基本語で比較変化を有するものはすべて品詞表示の後に ( ) で表示してある.

[N16-A123]kind /k[N16-A13A][N16-A228]nd/ …

[W16-A34E][W16-A323] (〜・er; 〜・est)

[N16-A123]beau・ti・ful /bj[N16-A141][N16-A233][N16-A23B][N16-A228]f([N16-A226])l/ …

[W16-A34E][W16-A323] (more 〜; most 〜)

(2) 星なしの語については, 1 音節で (〜・er; 〜・est), 2 音節以上の語で (more 〜; most 〜) となるものについては表記せず, その原則に外れるものについてのみ表記してある.

3 (比較なし)

形容詞・副詞には通例比較変化をもたない語・語義がある. この辞書では, 学習上の便宜を考慮して, 星印 ([N16-A123] [N16-A122] [N16-A121] [N16-A124]) つきの基本語に限って(比較なし)と表記してある.

[N16-A122]ju・nior /d[N16-A22E][N16-A141][N16-A233]nj[N16-A227]|‐nj[N16-A226]/ …

[W16-A34E][W16-A323] (比較なし)

1a 年少のほうの…

[N16-A121]ar・tis・tic /[N16-A148][N16-A227]t[N16-A137]st[N16-A228]k|[N16-A234][N16-A233]‐/ …

[W16-A34E][W16-A323] (more 〜; most 〜)

1 芸術的な…

2 (比較なし) 芸術の…

[N16-A123]al・ways /[N16-A138][N16-A233]lwe[N16-A228]z, ‐w[N16-A226]z, ‐w[N16-A228]z/

[W16-A34E][W16-A325] (比較なし)

1 常に, いつでも…

4 動詞の語形変化

(1) 不規則変化をするもののみ表記してある. 過去形と過去分詞(および現在分詞)の間はセミコロン (;) で区切り, それぞれの変化形の異形はカンマ (,) を用いて示してある.

[N16-A123]take /t[N16-A13E][N16-A228]k/

[W16-A34E][W16-A324] (took /t[N16-A139]k/; tak・en /t[N16-A13E][N16-A228]k([N16-A226])n/)

[N16-A123]run /r[N16-A142]n/

[W16-A34E][W16-A324] (ran /r[N16-A171][N16-A172]n/; run; run・ning)

[N16-A123]for・get /f[N16-A227]g[N16-A13E]t|f[N16-A226]‐/

[W16-A34E][W16-A324] (for・got /‐g[N16-A13A]t|‐g[N16-A138]t/; for・got・ten /‐g[N16-A13A]tn|‐g[N16-A138]tn/, 《米》 for・got)

(2) 規則変化動詞であっても注意を要するもの(子音字を重ねるものや‐cで終わるものなど)は表記してある.

[N16-A121]sin /s[N16-A137]n/ …

[W16-A34E][W16-A324] (sinned; sin・ning)

frol・ic /fr[N16-A13A]l[N16-A228]k|fr[N16-A138]l‐/ …

[W16-A34E][W16-A324][W16-A335] (frol・icked; ‐ick・ing)

VI 語義

1 この辞書では, 編集方針に則り, また使用者の検索の便を考慮して, 語義の整理に主眼を置いている. そのため, 通常の区分には 1, 2, 3… を用い, それより下位の区分には a, b, c… を用いている.

[N16-A124]dome /d[N16-A140][N16-A22A]m|d[N16-A135][N16-A22A]m/

[W16-A34E][W16-A321][W16-A330]

1 (半球状の)丸屋根, ドーム; 丸天井.

2a 丸屋根状のもの

:the 〜 of the sky 大空.

b (山・樹木などの)円頂.

c 半球形の建物.

d 鐘形のおおい.

e 《米俗》 頭.

[N16-A126]イタリア語「大聖堂」の意[N16-A127]

2 ひとつの語がきわめて多義にわたりそれらがいくつかの意味ブロックに分かれると考えられる時や, ひとつの語が大きくかけ離れる語義をもつ時には, 使用者の語義の検索・把握を助ける意図で, 1, 2, 3… の上位区分として A, B, C… を用いてある.

[N16-A123]fly /fl[N16-A148][N16-A228]/

[W16-A34E][W16-A324][W16-A335]

A (flew /fl[N16-A141][N16-A233]/; flown /fl[N16-A140][N16-A22A]n|fl[N16-A135][N16-A22A]n/)

1 (空中を翼や機械を用いて)飛ぶ…

2 …

3 …

4 …

B (flew /fl[N16-A141][N16-A233]/; flown /fl[N16-A140][N16-A22A]n|fl[N16-A135][N16-A22A]n/)

1a 逃げる…

2 …

C (flied) 【野球】

1 フライ[飛球]を打つ.

[N16-A122]cus・tom /k[N16-A142]st[N16-A226]m/ …

[W16-A34E][W16-A321]

A

1 [W16-A330] [集合的には [W16-A32F]]

a (確立されている社会の)慣習…

B

1 [複数形で] 関税…

2 …

VII [W16-A333] [W16-A334] について
形容詞には, 通例名詞・代名詞の前に置いて直接名詞を修飾する限定的用法 (attributive use) と, 動詞の補語に用いられる叙述的用法 (predicative use) とがある. この辞書では, 特に, 通例限定的用法に限って用いられるものには [W16-A333], 通例叙述的用法に限って用いられるものには [W16-A334] と表示してある.

[N16-A122]whole /h[N16-A140][N16-A22A]l|h[N16-A135][N16-A22A]l/

[W16-A34E][W16-A323] (比較なし)

1 [W16-A333]

a [the 〜, one's] 全体の…

[N16-A122]fond /f[N16-A13A]nd|f[N16-A138]nd/

[W16-A34E][W16-A323]

1 [W16-A334]

a 〔…を〕好んで 〔of〕…

VIII [W16-A32F] [W16-A330]について

名詞(名詞句を含む)の中には, 語または語義上, 1 つ 2 つと数えることができ, 単数形には不定冠詞 a, an がつき, 複数形にもなる場合と, 1 つ 2 つと数えることができず, 不定冠詞もとらず複数形ももたない場合とがある. 前者を「可算語」(countable), 略して [W16-A330], 後者を「不可算語」(uncountable), 略して [W16-A32F] としている. この考えを語義の理解と語の用法を知るひとつの指針として, この辞書では, 学習上の立場を前提として許せる限り, 原則論的に活用してある.

 ただし, 固有名詞(普通名詞化されたものは別)と呼び掛けに用いた場合と, 特定のものには, [W16-A32F] [W16-A330] の表示はない. また, [W16-A32F] [W16-A330] は絶対的なものではなく, 語義の理解と学習上の効果を考えた上の便法なので, 幅のある理解をしていただきたい.

なお, [W16-A32F] [W16-A330] だけでは語義の区別が不鮮明な場合には, [W16-A32F] [具体的には [W16-A330]] とか, [W16-A330] [料理名には [W16-A32F]] などの理由づけの補足や, [W16-A32F] [W16-A330] 以外に [a 〜] [単数形で] [複数形で] などの便法も用いてある.

[N16-A121]de・moc・ra・cy /d[N16-A228]m[N16-A13A]kr[N16-A226]si|‐m[N16-A138]k‐/

[W16-A34E][W16-A321]

1 [W16-A32F] 民主主義…

3 [W16-A330] 民主主義国…

[N16-A121]high school /h[N16-A13A][N16-A228]sk[N16-A14E][N16-A233]l/

[W16-A34E][W16-A321][W16-A32F] [施設には [W16-A330]] (米国の)ハイスクール, 高等学校…

[N16-A121]fla・vor /fl[N16-A13E][N16-A228]v[N16-A227]|‐v[N16-A226]/

[W16-A34E][W16-A321]

1 [W16-A32F] [具体的には [W16-A330]] (独特の)味, 風味…

IX 語義・用例などに用いてある記号

1 〈 〉 は主に以下の場合に用いてある.

(1) 動詞における主語・目的語を示す.

[N16-A121]fas・ten /f[N16-A171][N16-A172]sn|f[N16-A13A][N16-A233]sn/

[W16-A34E][W16-A324][W16-A336]

1a 〈ものを〉しっかり留める, くくりつける

:〜 a rope ロープを留める…

[W16-A34E][W16-A335]

1 〈ドアなどが〉閉まる; 〈かぎなどが〉かかる; 留まる

:The latch won't 〜. その掛け金はどうしても締まらない…

(2) 動詞における補語を示す.

[N16-A123]feel /f[N16-A13F][N16-A233]l/ …

[W16-A34E][W16-A335]

1a [N16-A128]+補[N16-A129] 〈人が〉〈…であると〉感じる, 〈…の〉感じ[心地]がする…

(3) 形容詞などにおける選択制限を示す.

[N16-A124]flu・ent…

[W16-A34E][W16-A323]

1a 〈人が〉流暢(ゆうちよ)な, 能弁な, すらすらと話せる[書ける]

:a 〜 speaker 能弁な人, …

2 〈言葉が〉流暢な, すらすらと出る

:speak 〜 Japanese 流暢な日本語を話す.

(4) 前置詞の目的語を示す.

put on [《[W16-A335]+[W16-A327][W16-A340] on…]

(14) 《英》〈人〉に迷惑をかける.

(5) 文型と対応する種々の要素を示す (⇒ XII).

[N16-A123]find /f[N16-A13A][N16-A228]nd/

[W16-A34E][W16-A324][W16-A336]

1 …

b [N16-A128]+目+目/+目+for+(代)名[N16-A129]〈人に×もの・人を〉見つけてやる, 探してやる; 〔人に〕〈もの・人を〉見つけてやる, 探してやる: …

[N16-A123]a・ble /[N16-A13E][N16-A228]bl/

[W16-A34E][W16-A323]

1 [W16-A334] [N16-A128]+to do[N16-A129]〈…することが〉できて, 〈…し〉えて…

[N16-A124]ac・knowl・edge /[N16-A226]kn[N16-A13A]l[N16-A228]d[N16-A22E], [N16-A175][N16-A176]k‐|‐n[N16-A138]l‐/

[W16-A34E][W16-A324][W16-A336]

1 …

b [N16-A128]+doing[N16-A129] 〈…する[した]ことを〉認める…

[N16-A123]know /n[N16-A140][N16-A22A]|n[N16-A135][N16-A22A]/

[W16-A34E][W16-A324][W16-A336]

1 …

d [N16-A128]+wh./+wh.+to do[N16-A129] 〈…かを〉知る, 知っている…

[N16-A123]start /st[N16-A13A][N16-A227]t|st[N16-A13A][N16-A233]t/ …

[W16-A34E][W16-A336]

1 …

d [N16-A128]+doing[N16-A129] 〈…することを〉始める, 〈…し〉始める…

[N16-A122]de・clare /d[N16-A228]kl[N16-A13E][N16-A227]|‐kl[N16-A13E][N16-A226]/ …

[W16-A34E][W16-A324][W16-A336]

2 …

f [N16-A128]+引用[N16-A129] 〈…と〉言い放つ…

[N16-A123]wash /w[N16-A13A][N16-A22D], w[N16-A138][N16-A233][N16-A22D]|w[N16-A138][N16-A22D]/

[W16-A34E][W16-A324][W16-A336]

1 …

e [N16-A128]+目+副[N16-A129] 〈…を〉洗い落とす[取る] 〈away, out, off〉

2 〔 〕 は前置詞を示す場合に用いる (⇒ XII).

[N16-A122]de・pend /d[N16-A228]p[N16-A13E]nd/

[W16-A34E][W16-A324][W16-A335]

2a [N16-A128]+前+(代)名[N16-A129] 〈人が〉〔…を〕当てにする, 信頼する 〔on, upon〕

[N16-A124]de・pen・dence /d[N16-A228]p[N16-A13E]nd[N16-A226]ns/

[W16-A34E][W16-A321][W16-A32F]

1 〔…に〕頼ること; 依存 〔on, upon〕 …

3 [ ] は主に以下の場合に用いる.

(1) 言い換え可能の場合に用いる.

五分五分の[で]

《「五分五分の」と「五分五分で」の意である》.

(2) 語法・用法上の指示・注意事項を示す場合に用いる.

[N16-A123]dress /dr[N16-A13E]s/

[W16-A34E][W16-A321]

3 [W16-A32F] [通例 修飾語を伴って] 正装, 礼服

:⇒ evening dress, full dress…

4 ( ) は以下の二つの場合に用いる.

(1) 訳語の補足説明に用いる.

[N16-A123]field /f[N16-A13F][N16-A233]ld/

[W16-A34E][W16-A321]

1 [W16-A330] [通例 複数形で]

a (森林・建物のない)野…

(2) 省略可能の箇所を示す場合に用いる.

妖精の(ような)

《「妖精の」と「妖精のような」の意である》.

5 《 》 は訳語の説明, 【類語】 をはじめとする種々の説明に用いる.

Fin・land /f[N16-A137]nl[N16-A226]nd/

[W16-A34E][W16-A321] フィンランド 《北ヨーロッパの共和国; 首都 Helsinki》.

6 〜について.

見出し語と同じ綴りの部分はスワングダッシュ (〜) を, 見出し語の一部が変わる時の変わらない部分は短いスワングダッシュ ([N16-A12A]) を用いてある.

[N16-A123]best /b[N16-A13E]st/

[W16-A34E][W16-A321]

1 [the 〜] 最上, 最善

:the next [second] 〜 次善(のもの)…

leg・horn /l[N16-A13E]g(h)[N16-A229][N16-A227]n|leg[N16-A138][N16-A233]n/

[W16-A34E][W16-A321] [時に L[N16-A12A]] [W16-A330] レグホーン種の鶏…

7 その他の記号

(1) cf. は「参照せよ」の意で, 相手方に関連のある記述のあることを示す.

(2) ⇒ は「相手方を見よ」の意で, 主な記述が相手方にあることを示す.

(3) = は「相手方と同じ」の意で, 記述自体が相手方にあることを示す.

(4) [W16-A34F] は「反意語・対語」を示す.

(5) ★ は注意すべき事柄につけてある. なお, 特に注意を喚起する意味で ★ の後に 【解説】【関連】【用法】【比較】【由来】【語形】【綴り】【読み方】【変換】【発音】 などの囲みがつけてある.

8 語のスピーチレーベルは, この辞書の編集の方針に基づいて, 大体の傾向を示すものとして以下のような区分を行なっている.

《米》… 主として米国で用いられる

《英》… 主として英国で用いられる

《スコ》… スコットランド方言

《アイル》… アイルランド方言

《豪》… オーストラリア英語

《インド》… インド英語

《カナダ》… カナダ英語

《口語》… 日常会話を中心としたくだけた感じの語

《文語》… 文学作品や形式ばった表現の語

《方言》… 地方独特の語

《俗》… 《口語》 よりさらにくだけた感じの語

《学生俗》… 学生間のくだけた語

《小児》… 主に幼児・子供の用いる語

《詩》… 主に詩の中で用いる語

《まれ》… あまり用いられない語

《古》… 現在では用いられなくなった語

《卑》… 人前では用いないほうがよいとされている下品な語

9 専門語は 【 】 を用いてその分野名を示してある. 【 】 の中に略語を用いているものは以下のとおり. それ以外のものは分野名を完全に表記するか, 一読して分野名が理解できるように表記してある.

【アメフト】…アメリカン フットボール

【医】…医学

【映】…映画

【化】…化学

【画】…絵画

【解】…解剖

【海】…航海, 海語

【楽】…音楽

【幾】…幾何

【機】…機械

【ギ神話】…ギリシャ神話

【空】…航空, 飛行

【軍】…陸海軍, 軍事

【経】…経済

【建】…建築

【言】…言語学

【鉱】…鉱物

【工】…工学

【光】…光学

【古生】…古代生物

【昆】…昆虫

【史】…歴史

【写】…写真

【商】…商業

【植】…植物, 植物学

【数】…数学

【政】…政治

【聖】…聖書

【生化】…生化学

【占星】…占星術

【代】…代数

【地】…地理

【哲】…哲学

【天】…天文

【電】…電気

【電算】…電子計算機

【動】…動物, 動物学

【農】…農業

【美】…美術

【簿】…簿記

【法】…法律, 法学

【紡】…紡績

【紋】…紋章

【理】…物理学

【猟】…狩猟

【ロ神話】…ローマ神話

【倫】…倫理学

【論】…論理学

X 成句

1 成句は各品詞の語義の記述の後にアルファベット順に配列し, 標準的なアクセントを付してある. なお, 「動詞+名詞」の成句は原則として名詞の項で, s[N16-A169]de by s[N16-A169]de 「名詞+前置詞+名詞」のように複数の名詞がある場合には原則として最初の名詞の項 (side) で主記述を与えてある. また, 検索しやすいように, 主記述を与えた箇所以外の語からも適宜 ⇒ による参照マークを付け, 使用者の便に供するようにしてある.

d[N16-A167]rken a person's door

[通例 否定文で] 人を訪問する

:Don't [Never] 〜 my door again. 二度と私の家のしきいをまたぐな.

d[N16-A167]rken a person's door

⇒darken [W16-A324][W16-A337][W16-A338].

2 白抜き矢印 (⇒) による参照は, 相手項目の同形の成句を見よ, の意である 《上の例参照》.
3 イコール (=) は, イコールの後のスモールキャピタル (SMALL CAPITAL) で表記した語の項の成句と同義, の意である.

g[N16-A17D]ve f[N16-A16A]rth

=GIVE off [W16-A337][W16-A338] (1).

g[N16-A17D]ve [N16-A16A]ff

[W16-A336]+[W16-A325]》 [〜+off+[W16-A321]]

(1) 〈蒸気・臭気・光などを〉発する, 放出する; 〈声などを〉出す

:These plants 〜 off a terrible smell. これらの植物はひどい悪臭を放つ.

(2) 〈枝を〉出す.

XI 句動詞

動詞と副詞・前置詞との組み合わせから成る句動詞 (phrasal verb) には特に意を注ぎ, 以下の形式に従ってその構成要素を明確に表記し, 標準的なアクセントを付して成句欄に配列してある.

1 副詞との連結は 《[W16-A335]+[W16-A325]》 《[W16-A336]+[W16-A325]》 とすべて明記してある.

g[N16-A17C]t b[N16-A167]ck

[W16-A335]+[W16-A325]

(1) (家などへ)帰る; (もとへ)戻る…

t[N16-A17B]ke [N16-A169]n

[W16-A336]+[W16-A325]

(1) 〈ものを〉(中に)取り入れる

2 ひとつの句動詞の中で後部要素が副詞・前置詞の両方に用いられる時には, 《[W16-A335]+[W16-A325]》 《[W16-A335]+[W16-A327]》 《[W16-A336]+[W16-A325]》 《[W16-A336]+[W16-A327]》 と, すべて要素を明記してある. なお, その場合, 副詞と前置詞ではアクセントが異なることがあるため, 太字の成句の上にはアクセントを表記せず, [ ] の中で上記の各要素を明記した後に個々のアクセントを表示してある.

get in

[《[W16-A335]+[W16-A325][W16-A341] [N16-A169]n]

(1) (中に)入る…

[《[W16-A335]+[W16-A327][W16-A340] in…]

(8) …(の中)に入る…

[《[W16-A336]+[W16-A325][W16-A341] [N16-A169]n]

(9) 〈…を〉(中に)入れる, 持ち込む…

[《[W16-A336]+[W16-A327][W16-A341] …in…]

(16) 〈…を〉…(の中)に入れる…

3 《[W16-A336]+[W16-A325]》 における他動詞の目的語の位置が固定しているものについては以下の形式で区別をし, 使用者の注意を喚起するようにしてある.

(1) [〜+目+当該副詞] …目的語が名詞・代名詞いずれの場合でも通例 動詞と副詞の間に置かれるもの.

get over…

[《[W16-A336]+[W16-A325][W16-A341] [N16-A16A]ver] …

(12) [〜+目+over] 〈いやな仕事などを〉済ませる, 片づける

:Let's 〜 the job over quickly. 仕事は早く片づけよう.

(2) [〜+当該副詞+[W16-A321]] … 目的語が名詞の場合には動詞・副詞の後に置かれるが, 代名詞になった場合には動詞・目的語・副詞の順になるもの.

p[N16-A221]t [N16-A16B]p

[W16-A336]+[W16-A325]》 …

(6) [〜+up+[W16-A321]] 〈抵抗などを〉示す; 〈戦いを〉続ける

:〜 up opposition 反論[異議]を唱える

/〜 up a fight against a new airport 新空港建設反対の戦いをする…

XII 文型について

文型といえば, 動詞の基本 5 文型がよく知られているが, この辞書では, 語義と用法を理解してもらうための手段として文型が意義づけられている. このため, 動詞のみならず, 形容詞・名詞・一部の副詞にも文型が適用されている.

特に動詞に限ると, 目的語を表わす [N16-A128]+目[N16-A129] と, 補語を表わす [N16-A128]+補[N16-A129] の機能的要素を用いながらも, 他に形態的要素を加えた, この辞書独自の文型表示がされている. これも, 語義と文型と用例の有機的つながりを知るための学習上の便法である(前置詞を示す 〔 〕 や, 副詞などを示す 〈 〉 などを参照のこと). 使用者は通例平叙文を基本としたこの文型の意義を理解して, これを一つの指標として語義・用法の理解に供してもらいたい.

なお, 語義との関連から多くの文型が出てくるが(詳しくは文型表を参照のこと), 動詞に関しては, その根本的な考え方には, 自動詞と他動詞の 2 つの大別の中で, 文型 1, 文型 2, 文型 3, 文型 4, 文型 5, 文型 6, 文型 7 の 7 つの基本文型がある. しかし, この中で文型 2 を文型 1 に吸収し, また文型 5 を文型 4 に吸収するなら, 伝統的な 5 文型と合致する.

以下, 注意すべき点を示す.

[N16-A128]+補[N16-A129] 補語を伴う

[N16-A128]+目+目[N16-A129] 間接目的語と直接目的語を伴う

[N16-A128]+目+補[N16-A129] 目的語と補語を伴う

[N16-A128]+to do[N16-A129] to つき不定詞を伴う

[N16-A128]+原形[N16-A129] to なし不定詞を伴う

[N16-A128]+doing[N16-A129] 〜ing 形を伴う

[N16-A128]+過分[N16-A129] 過去分詞を伴う

[N16-A128]+that[N16-A129] that節 を伴う

[N16-A128]+wh.[N16-A129] wh.節 を伴う 《wh.節 とは what, who (whose, whom), which, when, where, how, why および whether (または whether と同義の if) に導かれる節をいう》

[N16-A128]+wh.+to do[N16-A129] wh. 疑問詞 《what, who, which, when, where, how など》 +to つき不定詞を伴う

[N16-A128]+as if[N16-A129] as if, as though に導かれる節を伴う

[N16-A128]+前+(代)名[N16-A129] 2 つ以上の特定の前置詞に導かれる句を伴う

[N16-A128]+副[N16-A129] 2 つ以上の特定の副詞を伴う

[N16-A128]+副(句・節)[N16-A129] 副詞(副詞句または時に副詞節)を伴う

[N16-A128]+引用[N16-A129] 直接話法の文を伴う

文型は星印 ([N16-A123] [N16-A122] [N16-A121] [N16-A124]) つきの学習基本語にはすべて明記し, 星印なしの語については省略してある.

 なお, [N16-A128]+目(+前+(代)名)[N16-A129], [N16-A128]+(that)[N16-A129] のように, 文型の中に ( ) を用いているのは, ( ) の中が省略される場合もあることを意味する.


▲ページのトップへ

©2024 GRAS Group, Inc.RSS