読み方 ヘイキンコショウカンカク
mean time between failures<MTBF>; mean time between failures
コンピュータシステムの信頼性を表わす尺度の一つで,CPUをはじめ種々の構成装置を動作させた場合の一つの故障から次の故障までの平均時間.このMTBFが長ければ長い程,そのシステムは正常に稼動する,つまり「信頼性」が高いことになる.「平均故障間隔」を長くするために,誤り検出や自動修正を考慮したり,装置やシステムを二重化することが行なわれている.
尚,システムや装置の「稼動率」は,このMTBFともう一つの尺度であるMTTRの二つによって決定される.稼動率=MTBF/(MTBF+MTTR).
与えられた条件下での機能単位の,引き続く二つの故障間の平均時間間隔.
〈備考〉1.平均故障間隔は,理論的なモデル又は観測によって導くことができる. 2.この定義は,修復アイテムとして明示的に言及しているJIS Z 8115:1981(HR9)中の定義とJIS Z 8115:1981(R14)中の定義とを結合したものである.〈参考〉JIS Z 8115:1981では,"MTBRをこの用語の略語とはせず,平均故障間動作時間(14.02.02)の略語と定めている.