蔵書等の収集物をディジタル化して, 同時に複数の利用者が同一の資料を閲覧できたり, また, 遠隔地からも利用できたりする利便を追求する図書館.
文字列だけでなく,動画,音声などをも含むマルチメディア図書の収集・蓄積・配布を,ディジタル信号の形態で統合的に扱う図書館.
<備考>電子図書館(electronic library)及び仮想図書館(virtual library)と同義.米国では,ディジタル図書館が用語として定着しつつある.1994年5月に開催された"1994 Workshop on Digital Libraries(ADL94)"及び同年6月のコンファレンス"Digital Libraries '94(DL94)"で,その用語が広く認知された.1995年4月号のCACMでDigital Librariesの特集記事が掲載されるに至って,この用語がさらに普及した
図書文献をデジタルアーカイブ(資料などを電子的に保管し,資料館の関連を保持した状態で管理されたもの)の形で保存し,ネットワーク上で利用可能にした図書館.
<参考>デジタル図書館ともいう.デジタルアーカイブによる書誌検索サービス自体をいう場合もある