スーパネット
一つのクラスなしネットワークアドレスとして告知されたIPネットワークアドレスの集約体.例えば,192.0.8.0,192.0.9.0,192.0.10.0,及び192.0.11.0の四つのクラスCのIPアドレスを与える.これらは,255.255.255.0という本来的なネットマスクをもつ.この場合に,アドレス192.0.8.0は,255.255.252.0というネットマスクをもつ,と告知できる."2.252 IP address","2.331 network address","2.336 network mask"及び"2.84 Classless Inter-domain Routing(CIDR)"も参照すること.
<参考>分かりにくいと思うので,少し解説する.与えられた四つのIPアドレスは,そのままでは,それぞれクラスCのアドレスであって,ネットマスクが255.255.255.0なので,ネットマスクでマスクした結果,すなわちネットワークアドレスが,192.0.8.0,192.0.9.0,192.0.10.0,及び192.0.11.0となり,一つのネットワークには属さない.四つのIPアドレスを,2進数で表示してみると,次のとおりになる.▲192.0.8.0→11000000.00000000.00001000.00000000▼▲192.0.9.0→11000000.00000000.00001001.00000000▼▲192.0.10.0→11000000.00000000.00001010.00000000▼▲192.0.11.0→11000000.00000000.00001011.00000000▼これをクラスを無視して考えてみると,これらのアドレスは,"11111111.11111111.11111100.00000000",すなわち,"255.255.252.0",をネットマスクと思えば,一つのネットワークアドレス255.255.252.0をもつネットワーク内の四つのアドレスと見なすことができる.スーパネットとは,このようにして,幾つかのアドレスをクラスなしと見なして,それらが属する新たな一つのネットワークを論理的に構築することをいう.スーパネットを構築することによって,経路指定のための情報を集約できる(すなわち,同じ方向に向かう複数のネットワークの経路指定情報を一つのより大きな単位にまとめることができる)ので,ルータなどの設定及び処理の負担が減少し,効率よく経路指定できるようになる