対訳 アドレス マスク
IPアドレスにおけるどのビットがそのアドレスのネットワーク部分及びサブネット部分に対応するかを識別するために使用するビットマスク.アドレスのネットワーク部分(すなわち,ネットワークマスク)はIPアドレスに固有な符号化によって決定できるので,このアドレスマスクは,サブネットマスクとして参照することが多い."2.84 Classless Inter-domain Routing(CIDR)"も参照すること.
<参考>"意味"の記述は,多少混乱を招くかもしれないので,次に少し解説する.IPアドレスは,一般に,ネットワークマスク(ネットマスクともいう.)によって,ネットワーク部分とそれ以外とに分けることができる.それ以外の部分を局所(ローカル)部分という.この局所部分は,一つのネットワーク内での局所アドレスに対応する.そのネットワークがそれ自体の中にサブネット(部分ネットワーク)をもつ場合ともたない場合とがある.もたない場合には,ネットワークに直接にホスト(コンピュータなど)がつながっているので,局所部分がホスト部分という.もつ場合には,局所部分自体がそのサブネットを識別する部分とそれ以外の部分とに,サブネットマスクを使って分離される.サブネットを識別する部分がサブネット部分で,それ以外がホスト部分になる.この場合には,IPアドレスは,ネツトワーク部分,サブネット部分及びホスト部分に,ネットマスク及びサブネットマスクを使って分離されることになる.ただし,通常は,サブネットをもつ場合でも,局所部分のことをホスト部分と呼んでしまうことも多いので注意すること.なお,ネットワーク部分をネットワークアドレス,サブネットワーク部分をサブネットワークアドレス,及びホスト部分をホストアドレスということもある."2.331 network address"及び"2.441 subnet address"を参照すること."アドレスマスク"という用語は,ネットマスク及びサブネットマスの両方を参照できるが,ネットマスクは,IPアドレスの通常の符号化に本来的に備わっている"クラス"の概念によって決まってしまうので,特に参照しなくとも済むことが多い.したがって,"アドレスマスク"でサブネットマスクのことを参照することが多い."意味"は,このことを示している.ただし,"クラス"の概念がない比較的新しい規定である"CIDR"の場合には,ネットマスクは自動的には決定しないので,注意が必要である.例えば,"2.444 supernet"の参考を参照すること