英和生命保険用語辞典

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Lloyd's of London

ロイズ保険市場),ロイズ・マーケット((ロンドン保険マーケット代表的存在であり長い歴史背景とする独特の組織仕組持つ保険引受人集合体ロイズ発祥の地17世紀ロンドンコーヒー・ハウスであるとされ,今に残るその特有の取引形態当時ロンドン盛んに行われるようになった独特の海上保険取引慣行している.その当時コーヒー・ハウス店主Edward Lloydに由来するロイズ保険者としての法的地位は1871年に英国議会制定したロイズLloyd's Actによって確立されたが,現在その組織の骨格権限規定する法規制の中をなすものは1982ロイズである同法に基づき創設されたロイズ評議会Council of Lloyd'sロイズ自主規制監督権限責任し,1871ロイズによって設立されたロイズ運営管理組織であるロイズ法人Corporation of Lloyd's評議会指揮命令の下にロイズ・マーケットの運営管理執行する.EU及び英国政府保険者に対する監督強化流れ及びロイズ自体構造的変化に伴ってロイズに対する英国金融サービス機構Financial Services Authority)の直接的監督強化されつつあるロイズによる引受必ずロイズ指定のロイズ・ブローカーを経由しなければならない.その主要引受種目ロイズ創業以来の海上保険石油開発関連保険を含む),航空保険財物賠償責任中心とする各種ノンマリン保険自動車保険及び再保険であるこのうち再保険ロイズ保険料収入大きな部分占めている引受主体伝統的無限責任を負う個人引受人underwriter)であった保険引受複数の引受人構成するシンジケート単位で行うがその責任それぞれ独立している引受人言わば個人投資家であり実際の引受専門知識持つ専任アンダーライター委任することから名前だけという意味でName通称されるしかしながら近年の成績悪化主因とする度重なるロイズ危機を受けて数次にわたる抜本的なロイズ改革打ちされ,その一環として1993年に有限責任法人メンバー制度導入されたこれ以降無限責任個人メンバー激減する一方有限責任法人メンバー増大し,シンジケートも2003年に71激減した.逆にロイズ引受キャパシテイ(引受保険料限度額)は同年には144ポンドえ,その8割以上が法人メンバーによって提供されるという状況なった改革案盛りまれた個人による無限責任引受制度廃止伝統的な3年会計方式単年度会計方式への変更ロイズフランチャイズ等の改革推進されつつあり,これらにより300伝統ったロイズ特有の方式大きな構造的変化つつある;⇒Council of Lloyd's, Corporation of Lloyd's))
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Lloyd's of London

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Lloyd's of London

出典:『Wikipedia』 (2011/06/29 18:12 UTC 版)

英語による解説

ウィキペディア英語版からの引用
引用

Lloyd's, also known as Lloyd's of London, is a British insurance and reinsurance market. It serves as a partially mutualised marketplace where multiple financial backers, underwriters, or members, whether individuals (traditionally known as Names) or corporations, come together to pool and spread risk. Unlike most of its competitors in the insurance and reinsurance industry, it is not a company. Uberrimae fidei (Latin for "utmost good faith") is the motto of Lloyd's.

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