variable universal life insuranceとは 意味・読み方・使い方

《米》変額ユニバーサル生命保険((専門的にはflexible premium variable adjustable life insuranceという．Prudential/Acacia National Lifeの2社が全米で初めて'85年4月から発売を始めた．わずか2年間でVLの新契約シェアを追い抜いた．ULの持つ保険設計面の弾力性（つまり，unbundlingによる保険料払込の自在性と高利回り）に加えてVLの持つ投資運用面の弾力性（豊富な投資可能性で契約者の選択肢を広げていく自在性）を統合した，独特かつ画期的な商品でUL/VLの子孫と言える．米国における“buy term and invest the difference”を実践し，それ以上の“強化された基礎enhanced basis”を契約内に有している．VULの新契約手数料は，一般的には後取方式back-end loadで契約の解約時に清算される．投資ポートフォリオは，米国株式/米国債券/外国株式/オプション/不動産/金等の各種ファンドに及んでおり，契約者の選択幅を大きく広げているのが特徴である．VULの取扱募集人は，ブローカー・ディーラーとしてSECへの登録を要しかつ会社専属であることが要件とされている．90年代のVUL商品の販売開拓面では，従来の「保険重点型VUL」に加えて，新しい販売チャネル（銀行/証券/FP等）が扱う「投資重点型VUL」の提供が効果を上げるものと見られている；略VUL；＝flexible premium variable adjustable life insurance, 《英》unit linked WL；⇒UL, VA, VL))