一般に交通や,運輸などの量を表す言葉であるが,電話の発達にともなって通話の量にも用いられるようになり,その通話量のことを「トラフィック」という.あるいは,回線上に転送される情報の量のことを表す.
利用者が電話の受話器を上げてから通話を終え受話器を掛けるまでの間,回線はその利用者に使われて他の利用者が使えない状態になる.この状態を回線の保留といい,回線を保留にする現象を呼という.また着目した時間間隔内で回線が保留されている延時間のことをトラフィック量という.
トラフィック量や呼量は時間により不規則に変動する量であるため,実際には,何回か測定した呼量を平均して使う.この平均呼量のことも通常略して呼量という.
トラフィック量の単位にはトラフィック理論の始祖であるA.K.Erlangの名前をとってアーランを用いている.
動詞の活用形:
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名詞の変化形:
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